信濃デッサン館、無言館

ここは、いわゆる有名な人の絵ってのは置いてないんだよ。


画力は君たちよりも無いかもしれない。


でも、見てほしい。



数年前、絵の先生に連れられて、絵描きを志していた戦没者の作品を集めた無言館という小さな美術館に私は行った。


以前も書いたけど、画学生の作品の下には、

彼の生い立ちや人柄、

何歳に、どこでどう死んだか

ということが書かれている。



入った瞬間の重い空気と、一人一人の作品を目に焼きつけねば、と涙をこらえていたのを覚えている。



長野帰ろうと思った時になぜか無性に行きたくなって、先生に連絡し、昨日連れて行ってもらいました。
(ほんと無茶ぶりに付き合っていただいてありがとうございます)



美術館に入ったら、あの時と同じ胸が締め付けられるような感覚はあったけど、


以前と違うのは、同情による悲しみが湧いてこなかった


彼らが亡くなった時の歳は20代から30代前半。私と同い年の人が多かったような


本当は貴方達に顔向けできない。


描けないだの死にたいだの言ってないで


絵を描く


生きる


に集中したい


もっと感謝できるようになりたいな



ありがとう



また、会えて良かった



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この記事へのコメント
数年前に、わたしも行ったことがあります。
この人たちの命は、絵を描くためにあったはずなのに・・・
そう思うと、悔しくて悲しくてたまりませんでした。

絵を、あんなに心を込めて観たことも、なかったかもしれません。
Posted by 六部純 at 2011年09月08日 02:55
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信濃デッサン館、無言館
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