cieloブログ

絵は観る人が自由に感じ取ってもらうもんだと思うし、
描いてからコンセプトらしきものが見えてくるタイプなので、
観る人に任せようと
今まで自分の想いは聞かれたら説明するくらいにしていました。


絵を始めて何年かは、自分の好きな景色や花などを描いていました
だから、ちゃんと絵のテーマがあって、
伝えたいことがはっきりしてる人が羨ましかった。

アースデイと出会って環境について考えるようになってからは、
美しい自然を守りたい、伝えたいという想いばかりが先走り
絵が全然ついて行けなくて、大変しんどかったです。


最近ようやくバランスがとれてきたので
今の考えもちゃんと伝えた方が良いかなと
アーティストステイトメントとやらを書き出してみました。


私の絵のテーマは光。

光と言ったら「希望の光」だと言われることもあるが、


希望の光など薄っぺらい夢見がちなもの。
現実を見て絶望して、それでも生きなければならない。


私は、この世からいなくなる最後の瞬間に見る景色を描きたい

例えば


根の国


理想郷


私たちが生きているうちは、けして行くことのできない世界を
見てみたいのだ














恥ずかしいです…


とはいっても私は自分の絵のことを全然分かっていなかったんだなと
こう描いてやろう。こうやって、こう伝えるんだってのより
ひょっとしたら、描かされてると言うか導かれているのでは
と考えるようになりました。
うーん、そっち側のタイプじゃないと思ってたんだけどな…


「希望の光」と捉えてくださっても私は嬉しいです。
「淋しさが伝わってくる」と言われてもそれを消すことはできません。
絵は見る人に依って変化していくものだから。
私が気付いてないこともまだいっぱいあると思うし



うだうだ言ったけどやっぱ自由に観て欲しいです。